舞囃子「神舞」桂三・他 アートにエールを2020

舞囃子「神舞」桂三・他 アートにエールを2020

港区南青山にある銕仙会能楽研修所を拠点とする公益社団法人銕仙会所属のシテ方有志メンバーと東京都を中心に活動する囃子方4名で構成される。シテ方は、銕仙会代表理事の観世銕之丞を中心に柴田稔、馬野正基、長山桂三、観世淳夫の5名。囃子方は一噌流笛方藤田貴寛、大倉流小鼓方飯冨孔明、大倉流大鼓方大倉慶乃助、観世流太鼓方林雄一郎。

現在も猛威を振るう新型コロナウィルスにより私達能楽師も通常通りの公演ができない状況ですが、今回は三つの密を避け、それぞれの自宅や稽古場で撮影し動画合成しました。動画だからこそできるシテ方(舞い手)のメドレーにも挑戦いたしました。
この動画の『神舞』は主に天下泰平、国土安穏、子孫繁栄などを神に扮し祈念する能の演目の中で舞われることが多いです。一刻でも早い新型コロナウィルスの終息を切に祈念し演者一同勤めさせていただきました。